"石原夏織 1stツアー"と言う事実 〜ゆいかおりからの飛躍〜
僕の一番好きな声優は、もちろん石原夏織さんだ。
ライブやイベント、接近にも欠かさず参加している。間も無くはじまる1st ライブツアー「 Face to FACE 」も全通する。そんな、あるいみ彼女が中心の日常を送っている僕であるが、ここまで好きになったのは最近のことである。
そんな僕がこのツアーに大きな意味を感じている。ということについての記事です。
出会い
まず、僕が彼女を知ったのは2010年、小倉唯さんとのユニット「 ゆいかおり 」としてメジャーデビューした時のことだ。
当時から、一応クールキャラ担当のはずが、ラジオで話したり、絵を描いたりした際に度々現れるポンコツ具合に可愛いなと感じていた。
そんな中、相方の小倉唯さんは2012年にソロデビューを果たし、若手女性声優の中でもトップクラスの人気を得ていった。
僕も正直、そんな唯ちゃんのことも好きでファンクラブにも入ったいる。
一方、石原夏織さんはと言うと、どうしても比較されることが多かったり、演じたキャラクターに2番目ヒロインが続いたりと、不人気だと言う意見も見かけた。
それでも僕は応援していた。
ユニット時代
そんなある日、信じられないニュースが飛び込んできた。デビューから7年後の2017年、ゆいかおり音楽活動の休止である。
僕は目を疑った。永遠に続くと思っていたものが突然なくなった喪失感に包まれた。
この当時、正直立ち直るのには時間がかかった。
だが、今現在、僕はこの2人の決断は十分に尊重出来るし、むしろ、良かったのではないかと思っている。
その理由、今回はタイトル通り石原夏織さんについてのみ話したいと思う。
リスタート
まず、イメージカラーについてである。
唯ちゃんのピンクに対して、夏織ちゃんは青系。グッズや衣装などを見ていてもそれが定番だった。
しかし、普段の喋りやMVのメイキングなどを見れば、彼女は明るく天真爛漫でやんちゃな一面も持ち合わせた、"黄色"が一番似合う女性だと感じていた。「 Sunny You 」の歌詞にある、"地上に降りた太陽"とは僕にとっての石原夏織そのものである。
ソロデビューの1stシングル「Blooming Flower」では、正にこの黄色がイメージカラーに採用されたのである。今までとは違った石原夏織を売っていくぞと言う意気込みを感じられて僕は嬉しかった。
次に、楽曲の幅が広がったことである。
もちろん僕はゆいかおりの楽曲も大好きだし、ライブでの想い出も沢山あり、未だに振りコピ出来る。
しかし、僕は以前にも書いたとおり、声優アーティストの最大の魅力とは歌声の表現力の高さだと思っている。
ソロになってからの楽曲、とりわけ1stアルバム「Sunny Spot」では夏織ちゃんならではのエモさが詰まった歌が沢山収録されている。
例えば「虹のソルフェージュ」や「♮ Melody」などは、ストーリー性やメッセージ性が強く、歌だけで情景が浮かぶ僕の追い求めていた作品である。
そんな過程を経て、どんどん魅力を増していく石原夏織という女性に、僕は更に惹かれていったのである。
飛躍
さて、そんな彼女がついに1stツアーを迎える。
2018年末の1stライブの際も、開演のムービーを見ただけで既に涙が止まらなくなっていた。遡れば、BDイベントで開催が発表された時には、人目も憚らず声を出して泣いた。
当然、言葉では表現出来ないような感情に支配された。
では何故、ツアーを更に特別視するのか。
それは時期である。冬のツアーと言えば、ゆいかおり時代の定番であった。
2018年の冬には、唯ちゃんがライブツアー「Platinum Airline☆」を行った。これにも僕は全公演参加している。
そして、2020年、ついに夏織ちゃんもソロでの冬のライブツアーを行うのである。
個人的には、これが、完全なソロ声優アーティスト石原夏織が羽ばたいて行く瞬間であると感じている。