なぜ声優アーティストを推すか

特に2010年以降、声優のアイドル売りが大きく広がり、演技以外にも容姿や歌・ダンスなども求められるようになった。

 

アニメの楽曲といえば、

1.アニソンアーティストの楽曲

2.キャラクターソング

が主に採用されていたと思う。

 

しかし、昨今はあくまで中の人であるはずの声優個人が、キャラクターとしてではなく、楽曲を担当することが多くなってきたと感じる。

実際、この方法は大きく当たっており、人気の声優を演者と楽曲で採用し、イベントのチケットを付ければ円盤の売上が伸びるという現象も多く見られている。

 

人気があることは分かったが、その魅力とはどこにあるのか。

 

確かに自分も何名かの声優アーティストが好きで接近イベントやライブにも頻繁に行っている。もちろん、盛り上がってUOを回したり、大きな声でコールしたり振りコピしたり。そういう楽曲ももちろん大好きである。

しかし、それだけが魅力であるならば、”アイドル声優”ではなく、普通に”アイドル”現場に行けば良いと感じている。そして、純粋な歌唱力という点で言えば、メインに歌手活動してるアーティストのほうが優れているだろう。

 

では、声優アーティストの最大の魅力とは何か。

自分は、表現力の高さと幅の広さだと感じている。

 

つまり、アーティストでありながら声優である。この最大のメリットは、声だけで様々なキャラクターを演じていることである。

実際、楽曲を多くリリースし、色々な種類の役を演じた声優アーティストの新曲を聞くと、また新たな歌声や表現を身に着けたなと感じることが多々ある。それ故、提供される楽曲の歌詞もストーリー性が強いものが多い。楽曲を聞き、歌詞カードを見るだけで物語が思い浮かんでくるのである。こういった思い入れが、ライブで聞いた際に更に深まり、現場でエモいという感情が生まれていき、更に好きになっていくのである。